ジャズ初めの一歩
「ジャズを聴いてみたいけれど、何から始めればいいか分からない」といった人たちに、ジャズの特徴や代表的アーティスト、名曲・名盤などの情報を提供するブログです。ご一緒にジャズを楽しみませんか?
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ジャズ・スタンダード・ナンバー(1) −オン・グリーン・ドルフィン・ストリート(On Green Dolphin Street)−
ご機嫌いかがですか。

ジャズでお好きなスタンダード・ナンバーは何かありますか?

ご承知のとおり、スタンダード・ナンバーとはさまざまなアーティストによって演奏され、歌い継がれてきた名曲のことす。

そういう意味では、クラシックの楽曲はすべてスタンダード・ナンバーといえるかもしれませんが、クラシック音楽が作曲家によりかなりタイトに演奏の諸形式が規定されているのに対し、ジャズにおいてはプレイヤーの自由度が高いため、同じ曲でもアーティストによってまったく表情が違ったものとなることがあります。

そのためでしょうか、ジャズにおいては非常にたくさんの名スタンダード・ナンバーが存在し、まさに百花繚乱の感を呈しているのです。

そこで、今後折りに触れてジャズのスタンダード・ナンバーを取り上げ、それぞれ何人かのアーティストによる演奏で聴き比べてみたいと思います。

その記念すべき一回目にご紹介する曲は「オン・グリーン・ドルフィン・ストリート(On Green Dolphin Street)」です。

「緑のイルカ通りで」とは奇妙な曲名に聞こえますが、グリーンドルフィンはイギリスにある小さな港町で、この曲はそこでのラブ・ロマンスを歌っています。つまり、邦題は「グリーンドルフィンのある通りで」とでもなるのでしょうか。

この曲は、エリザベス・ガッジの小説「グリーン・ドルフィン・ストリート」を原作とする1947年の映画「大地は怒る」のテーマ曲として世に公開されましたが、映画はあまりヒットせず、当然主題曲である「オン・グリーン・ドルフィン・ストリート」も芳しい評判を得ることはありませんでした。

それが一転して陽の目を見るようになったのは、帝王マイルス・デイビスの演奏によってです。

私はジャズを聴き始めた頃、このマイルスの「オン・グリーン…」に接し、それでジャズに対する嗜好が決定的になったといっても過言ではありません。

本来ならその名演からお届けしたいところですが、それが収録されたCDが現在入手困難な状態であるので、今回は見送ることとしました。いずれ機会がありましたら改めてご紹介したいと思います。

では、実際に曲を聴いていただきましょう。

今日はピアノ・トリオによる演奏を2つご用意しました。

まずはオスカー・ピーターソン・トリオ(Oscar Peterson Trio)による「オン・グリーン・ドルフィン・ストリート」です。

続いて、ウィントン・ケリー・トリオ(Wynton Kelly Trio)の「オン・グリーン・ドルフィン・ストリート」

いかがですか?

試聴用サンプルは短く、かつ曲の違う部分を切り出してはいますが、雰囲気の違いだけは感じていただけるのではないでしょうか。

もう一つ、ピアノ・トリオによる演奏で忘れてならないのはビル・エバンスの'59年のアルバム、その名も「オン・グリーン・ドルフィン・ストリート」ですが、残念ながら試聴用サンプルは提供されていないのでCDだけをご紹介しておきます。

興味のある方はぜひ聴いてみて下さい。決して損はないと思います。

ビル・エバンス『オン・グリーン・ドルフィン・ストリート』CDの画像ビル・エバンス 『オン・グリーン・ドルフィン・ストリート(On Green Dolphin Street)』

ではまた。


※今回ご紹介した曲はそれぞれ次のCDに収録されています。
(CD名をクリックするとAmazon.co.jpさんのCD情報ページが開きます)

オスカー・ピーターソン『ザ・サウンド・オブ・ザ・トリオ』CDの画像オスカー・ピーターソン 『ザ・サウンド・オブ・ザ・トリオ(The Sound of the Trio)』

ウィントン・ケリー『ケリー・ブルー』CDの画像ウィントン・ケリー 『ケリー・ブルー(Kelly Blue)』
■ Comment
・「オン・グリーン・ドルフィン・ストリート」
銀猫さん、こんばんは♪

うわーっ、スタンダード・ナンバーの紹介ですねー
これ、凄く興味ある話題です。
是非是非これからもご紹介して下さいね!

でで、エヴァンスの「オン・グリーン・ドルフィン・ストリート」
もう、大、大好きなアルバムです!!
ずしっとした安定感の中にも静けさと軽やかさがあるような
そして、ジャケットがまたまた素敵ですよね。
ひんやりとした朝靄の冷たい空気が
こちらにも伝わって来るようです。

映画「大地は怒る」は知らなかったし
題名の由来、ずっと「緑?イルカ通り??」と不思議だったのですー
いろいろと勉強になります、何時もありがとうなのです♪
2005/11/06(日) 02:56:09 | URL | Puff #kuX..F9k[編集]
・エヴァンスのキャリア
Puffさん、こんにちは

ジャズには綺羅星のようなスタンダード・ナンバーがたくさんあり、話題には事欠きませんので、これからもどんどんご紹介していきます。

どうぞお楽しみに!

ところで、B.エヴァンスの「オン・グリーン・・・」ですが、発売元レーベルなどの違いにより「オン」がつくものとそうでないものがあります(ちなみに、私が持っている版は「オン」がついていません)。

それはさておき、確かに素晴らしいアルバムですね。

エヴァンスはこの年の終わりに有名な「ポートレイト・イン・ジャズ」を発表するわけですが、Puffさんの仰る安定感などの中にその基礎と萌芽を感じさせられます。

そのうち、一人のアーティストの変遷みたいなテーマも取り上げてみたいなあ・・・

では。
2005/11/06(日) 16:11:47 | URL | 銀猫 #u7f/kzVA[編集]
・管理人のみ閲覧できます
このコメントは管理人のみ閲覧できます
2005/11/08(火) 00:05:45 | | #[編集]
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